| 学園祭が近づくとにわかにこの学校はざわつきだす。生徒だけでなく、教員も楽しみにしている恒例の企画があるのだ。 『学園プロレス』 主催は生徒会、協力はプロレス同好会。もちろん真剣勝負のプロレスではない。見て楽しい、やって楽しいプロレスを皆でするのだ。しかし、中身はわかりやすい、が、なかなか凝っている。悪のオーナー(生徒会長や体育教師)に悪の組織(生徒会や教員、プロレス同好会、演劇部や希望者など)があり、正体不明(マスクマン)のヒーロー役にヒロイン役、善玉団体も設定、ライバル設定や過去の因縁設定などあり、物語性もある。その上、この学園が世界に誇る超肉体の美少女達が参加するので人気がでるわけだ。 今年のヒロイン役はリンダだった。上背はあるが、そのスタイルはすらりと美しい。しかし、あまり太くは見えないが強靱な筋肉の持ち主である事は間違いない。でも、一応ヒロイン役なので最初、悪の団体に人質としてさらわれる。しかし、途中で双児のアマンダと入れ代わり、見張りの子分達を圧倒的にやっつける、という場面(1vs多マッチ)がある。その後追撃して来る悪の団体がたくさんでてきて合流したリンダとアマンダが景気良く蹴散らす(2vs多マッチ)のだ。 ヒーロー役はいろいろな選考で決まる。圧倒的多数の推薦で今年は太郎が選ばれた。これにはそれなりの理由があるがこれは後ほど。 さて、今年は悪の組織に、助っ人役がいる。ジェニファーに優美だ(笑)。悪の助っ人として途中から登場し、その圧倒的パワーで善玉団体のレスラーを次々撃破(2vs多マッチ)し、ヒーローにせまるのだ。しかし、お定まりの展開で素顔のヒーローのやさしさに触れ、悪の助っ人は善の心に目覚める事になる。そうして逆に善玉団体についたジェニファーと優美はヒーローと一緒に悪の組織とを粉砕(3vs多マッチ)。その後、リンダ、アマンダと合流し、ヒーローと共に悪のオーナー一味を盛大に粉砕して終わる(5vs多マッチ)。そして最後にヒーローはヒロイン達と善に目覚めた助っ人達に熱〜い抱擁をうけ…大怪我する…というシナリオだった。 もちろん、全部シナリオがありやらせだが、最後の部分が危ないと言う事で、慣れている太郎が強く推されたのだった(笑)。 それぞれの試合もなかなか凝っており、超肉体少女達のパワーがわかりやすい展開になっている。例えば10人ほどで組み付くが全員はねとばされるとか、片手で高々と釣り上げられたり場外まで放り投げられたりとか。他にも悪の組織の役に立たない組体操のような合体攻撃などが人気だ(笑)。 また、別の闘いもある。ジュニアヘビー級同士の空中戦…を3m近い真実がレフェリーするのだ(笑)。特徴はフォールでは決まらない事だ。何故かと言うとフォールの体勢に入ると真実がその太い太い腕で思いっきりマットを叩いてカウントする。するとその衝撃でジュニアヘビー級二人くらいの身体はマットからういてしまう。そこでカウントがストップするのだ。それが何回か続くと優勢な方がレフェリーに文句を言いいだす。しかし、真実に摘まみ上げられ、ひとにらみされるとすぐに静かになってしまうのだった。さらに、トップロープからの攻撃ものぼるたびに簡単にレフェリーに降ろされてしまう。しかしそこは、空中戦はJrヘビーの華だと説得して トップロープからの攻撃を認めてもらう。でも、ちょっと距離があり飛ぶのをためらう。そこでレフェリーの真実に頼み、抱えてもらって空中技をきめるのだ(笑)。7〜80kgもあるレスラーを軽々と扱う真実はなかなかの見物だ。これでいくと、無茶な空中技も思いのままだ(当たり前)。いろいろなリクエストをしていくうちに、だんだん無茶苦茶になっていき、怒ったレフェリーに叩き付けられ、二人まとめて真実にフォールされてしまうという展開だ。 これらの開いた時間や終わってからも、超肉体少女達に公然と挑戦できるコーナーや、プロレス同好会の勧誘や素人マッチなど盛り沢山。学園プロレスは学園祭の間ずっと大人気でいつも終わるのでした〜 |
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